おしゃれ好きの宿命!?
「着る服がない症候群」という言葉を聞いたことはありますか?
“服はたくさんあるのに着る服がない”人が陥る症状で、まさに筆者はこれに悩まされている一人です。
クローゼットから溢れかえるほどの衣装持ちにも関わらず、毎朝着るものに困ってしまう…。
筆者の場合、その原因は“ときめかないから”です。
どんなにお気に入りの洋服も、数年経てば流行遅れの仲間入りとなり身に着けることに躊躇します。
しかし、飽きて着ることはなくなっても、見た目が可愛いことには変わりないので捨てることができず、新旧の洋服たちが積もりに積もり、“服はたくさんあるのに着る服がない!”状態が出来上がるわけです。
さて、最近よく耳にするのが「サステナブル」という言葉。
ファッション業界でも注目されており、リメイク専門のアパレルブランドが誕生したり、有名メーカーが古着を回収してリメイクするプロジェクトを立ち上げたりと、廃棄処分されるはずだった洋服を生まれ変わらせる取組みが盛んとなっています。
誰かが丹精込めて作った物を捨てるのは勿体ないと思うのは、食物も洋服も同じです。
そんな時代に注目してほしいのが、タラゴ スニーカーペイントなのです。
customization by @obuwnik
タラゴ スニーカーペイント
スニーカーはもちろんのこと、バッグや衣料を自分だけのオリジナルアイテムに変身できるアクリル系水性顔料を用いたカスタム専用塗料です。
普段、絵を描くことに慣れていないビギナーの方でも使いやすい、抜群の発色・定着力に優れています。
顔料の濃度が高く、さらさらと描けるほど伸びが良いので、筆で一塗りするだけで色づきます。
そのことから、何度も塗り重ねて厚塗りしないので、摩擦や屈曲に対する耐久性も優秀です。
「スニーカーペイント?、私スニーカーの処分には困っていないの」と思われた方もご安心ください。
スニーカーペイントは、スニーカーだけでなく、ジャケットやTシャツ、バッグや財布などの小物にも使用できるのです。
しかも、皮革や合皮はもちろんのこと、テキスタイルやデニムなどのファブリックにも使用できるのが凄いところ。
少しのひと手間を加えるだけで、どの素材に対しても塗料が剥がれにくくできる商品が揃っており、ただデザインしておしまいではなく、ちゃんと身に着けるものとして機能させることができます。
customization by @momoco
credits by @execated
👇今回は、劣化によりロゴがかすれてしまったデニム地のトートバッグをスニーカーペイントでリメイクして、“トキメキ”を復活させます!
❶下準備
まずは、カスタマイズする箇所の汚れを落とします。
新品の場合でも、製造過程で何らかのコーティングがされているとスニーカーペイントの邪魔をしてしまうので、しっかりとクリーナーで拭き取った方がいいです。
クリーナーには、あらゆる素材に使用できるタラゴ ユニバーサルクリーナーがおすすめです。
クロスに含ませて、表面を軽く拭き取りましょう。
❷下書き
何もない場所にオリジナルのイラストやロゴを描き込む場合は、あらかじめデザインを考えて下書きをした方が失敗しないです。
鉛筆で直接書き込むか、透かして複写させるトレーシングペーパーを使うと便利ですよ。
画像引用元:https://www.tarrago.com/
❸ソフトメーカー
デザインが決まったら、イメージに合う色のスニーカーペイントを選んでください。
スニーカーペイントは、この夏新色が増えて全68色もあるので、きっとお目当ての色が見つかるはずです。
色が決まればさっそく塗るだけ…としたいところですが、布地のカスタマイズを成功させるために欠かせないのがタラゴ ソフトメーカーです!
スニーカーペイントと混ぜ合わせることで、塗料の柔軟性と堅牢度が高まり、屈曲や伸縮する動きの多い布地に塗布しても剥がれにくくすることができます。
カップや皿があると便利
1:1の割合
よく混ぜ合わせる
❹ペイント
ソフトメーカーと混ぜ合わせたスニーカーペイントを塗布していきます。
綺麗に仕上げるコツは、とにかく厚塗りを避けることです。厚く塗り重ねすぎると、ペイント面がひび割れてしまうので、少量を塗り伸ばしたら乾燥させることを繰り返して生地に定着させましょう。
スニーカーペイントは伸びが良いので、何度も筆に取らなくても塗り進めることができます。
デニム地と相性の良い 「#01.ホワイト」&「#102.ブライトレッド」 でデザイン!
#01.ホワイト
#102.ブライトレッド
❺コーティング
カスタマイズが終わったら、色落ちを最小限に防ぐためしっかりとコーティングすることが重要です。
数種類あるコーティング剤の中から、デザインに合うものを選んで重ね塗りしましょう。
👇コーティング剤
スニーカーペイント コーティング・薄め剤 125ml
スニーカーペイント着色後に塗布することで、定着や持続性を強化することができます。
また、スニーカーペイントと混ぜることで色味を明るくしたり、塗り伸ばしやすい粘度に調整もできます。
スニーカーマットメーカー 125ml
スニーカーペイント着色後に塗布することで、表面をマット(ツヤなし)仕上げにすることができ、色落ち防止効果もあります。
スニーカーグロスメーカー 125ml
スニーカーペイント着色後に塗布することで、表面をグロス(光沢)仕上げにすることができ、色落ち防止効果もあります。
スニーカーペイント成功のコツ
1.スニーカーペイントを生地に定着させることがとにかく大切なので、重ね塗りする際は間隔を設けてしっかりと乾燥させてください。
もし乾燥時間を短縮させたい場合は、ドライヤーの温風を30cmほど離した場所から当ててください。
2.カスタマイズした衣類は、洗濯機で洗うと色落ちしてしまうので避けてください。
再び“ときめいた”トートバッグ!
存在すら忘れ去られていたトートバッグが、スニーカーペイントにより息を吹き返し、“トキメキ”を取り戻しました!
今回は元々のロゴをリメイクしましたが、このような“補修”にもスニーカーペイントは活躍してくれます。
例えば、擦り傷ができたスニーカーのロゴや、Tシャツのプリントなど、着用する分にはまったく支障がないのにデザインが劣化してしまった大切な愛用品をよみがえらせることが可能です。
今回のカスタムの模様は、タラゴ公式インスタグラム@tarrago_japanのリール動画で公開中です!
また、革靴・革製品の手入れに関する情報発信サイト「ShoesLife」では、タラゴ本国のブログの中から、スニーカーペイントを使ったデニムジャケットのカスタマイズ方法について書かれた記事を日本語訳にてご紹介しています。
そちらも参考になることばかりなので、ぜひご一読ください!
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