“TARRAGO”の本国公認アンバサダーとして活躍する、色をこよなく愛する画家・momocoのインタビュー第3弾!
今回も、momocoさんと同世代の女性筆者がインタビュアーとなり、画家としての華々しい真髄に迫るはずが…、なぜか恋愛&お酒トークになってしまった楽しい雰囲気をそのままお届けいたします!
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momoco/桂川桃子
「色」をこよなく愛する画家。
大手アパレルブランドのファッションデザイナーとして10年活躍され、華々しく画家へ転身。
デザイナー時代に経験した色のバランスを活かした作品には、常に新しいトレンドや流行色を取り入れ進化し続けるアートを描き、国内外問わず、精力的にアートと向き合い発信を続けている。
2018年には、「Googleが選ぶ日本人アーティスト9人」に選ばれるなど、そのセンスと実力は世界を魅了している。
好きだと思ったら、すぐ行動!
—実は筆者、先日momocoさんが壁画を手掛けられた名古屋にあるおでん屋さん(東京おでんラブストーリー)に行ってきました!
店内一面にmomocoさんのアートが描かれていましたが、あのアートは完成までにどれくらいの時間をかけられたんですか?
東京おでんラブストーリー錦三丁目にて。壁にはmomocoさんのサインが!
- 愛知県名古屋市中区錦3-17-19 EXIT NISHIKI south B1F
「あの規模の絵を初めて描いた時は6時間くらいかかったんですけど、描いているうちにどんどん時間が早まって、今は4メートルの規模でも15分くらいで描けます。
ローラーだと柄の部分があるので、結構高い場所まで描けるんですよ。
ローラーの技術は、ローラー1本で描く“さとうたけし”さんという画家の方がいて、1年くらいさとうさんのアシスタントをして技術を学ばせてもらいました。」
—やはり、プロの方から学ばれると違うんですね。
技術もそうですが、画材道具を選ぶポイントもあるんですか?
「なるべく環境に優しい物を使って描くようにしていて、壁画の時は“ピュアペイント”というすべてオーガニックの素材で出来ている、口に入っても大丈夫な絵具を使っています。
壁の塗料として使われているもので、3年間は空気を綺麗にしてくれるという絵具です。
最近、ルーブル美術館もそれに塗り替えているそうですよ。
壁画で使うローラーは、大阪の山喜さんという企業から提供してもらっています。」
—デザインはどういうシーンで考えることが多いんですか?
「デザインを考える時は、だいたい喫茶店に行きます。
デザインを考える時にお酒は一切飲まないです(笑)。お酒を飲む時はお酒に集中しちゃうし、お酒の場で仕事の話はしないので。
よく音楽を聴いたりしますね。ジャズが好きです。大好きすぎて、学生の頃はジャズ喫茶でバイトしていました。
好きな場所に行くと、それが好きな人が集まるじゃないですか。そうすると交流が広がるので、好きだと思ったらすぐ行動しちゃいます。」
不細工で、可愛いものが大好き。
—行動力もmomocoさんの魅力ですよね。最近、美術館とか行かれましたか?
「イッタラ展に行きました。ガラス作品が大好きなんです。
最近見た中で印象に残っているアートだと、色鉛筆で絵を描くアーティストがいて、すごく写実的に素晴らしいので感動しました。その方に憧れて色鉛筆を買ったんですけど、難しくてあんまり上手く描けないですね(笑)。」
—アート以外で、心が揺れ動くものはありますか?
「大嶺かすみさんというぬいぐるみ作家さんの作品がすごく可愛くて大好きなんです。
ちょっと変わった不細工なぬいぐるみを作られている方なんですけど、愛嬌のあるキャラクターが大好きで。
ZIZONE(ジーゾーン)という韓国のキャラクターも不細工で可愛いんですよね。そういうのを見て癒されています。」
画像引用元:https://www.haconiwa-mag.com/creator/2021/11/oominekasumi/ 【WHO’S HOT?】ぬいぐるみ作家/大嶺かすみさん
—キャラクターがお好きなのは意外でした!でも、たしかにカラフルなデザインがポップアートのようでmomocoさんっぽいですね。
momocoさんはポップアート以外では、他にはどんなアートがお好きなんですか?
「伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)とかも好きです。すごく綺麗な色彩で描かれる昔の画家です。
江戸時代なのに海の中の景色を描いたり、象の絵を描いたり。その時代に海外に行かないと分からないような絵を描いていて、どこまでが想像なのか分からない不思議な絵を描かれている方です。
鳥を描かせたら右に出る者はいないと言われているくらい鳥を描くのがすごく上手。バランス感覚とかが勉強になりますね。」
頭が良い、浮気者…、それを全部まとめるとタコっぽい人だった。
—ご自身が思うmomocoさんの作品の魅力はどこだと思いますか?
「カラフルな色使いと、環境に合わせていく姿勢ですかね。
今だとSDGsとか、もともとそういうものには興味があったので、今後もどんどんやっていきたいと思っています。」
—サステナブルもいち早く取り入れていましたよね。
では、ファンの皆さんはmomocoさんの作品のどこに惹かれていると思いますか?
「『見ていて元気になる』と言ってもらえることが多いです。
シュールな絵を描くことが多いんですけど、そういうところに共感してくれているのかなと思います。男女の裏表を描いたり…。」
—あ、男女といえば、私もmomocoさんの作品でシュールな表現をされているものが大好きです。避妊具が描かれているものとか。
「あの作品は私もすごく好きですね。
他には、“私の彼氏はタコだった”という作品がやっぱり人気です。自分でも好きな作品だし、好きと言ってもらえることも多いです。
あのアートには色々な意味合いがあって…。タコ自体が、実は頭がめちゃめちゃ良いことが最近の科学で分かってきたらしくて、足が8本のうち1本が生殖器だったり、脳みそが何個もあったり。
過去にお付き合いした中でそういう人もいたなって。頭が良いとか、浮気者とか…、それを全部まとめるとタコっぽい人だったなと。」
—男性をタコに例えるのって珍しいですよね。猫っぽいとか、熊っぽいはよく聞きますけど。
ちなみに、momocoさんはどんな男性がタイプなんですか?
「真面目な遊び人が好きです。見た目が真面目なんだけど、裏でめちゃめちゃ遊んでいるみたいな人に惹かれちゃうんです。うまくいかないパターンですよね(笑)。
見た目は、俳優の豊川悦治さんが大好きです。背が高くて渋い人が好みです。」
—トヨエツは、イメージ通りです!(笑)
momocoさんの“大好き”が見えてきましたが、今回はここまで。
次回は、スニーカーペイントで描いたあの作品の意外な行方や、momocoさんからの嬉しいニュースまで飛び出します!
「スニーカーズケア公式サイト」をブックマークして更新されるのを楽しみに待っていてくださいね♪
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